よくオールAではないのでスカラーシップがもらえないのでは?という意見を耳にしますが、そうではありません。
GPA4.0の中で3.5以上あればもらえる可能性は広がります。特に、自分の居住地以外の州立大学からは、年間$10,000以上スカラーシップが受け取れます。それは、大学は生徒の多様性を求めているからで、州内の生徒だけでなく、州外の生徒も獲得したいため、州内の生徒よりも多くの額のスカラーシップを与えます。
下の図は、ユタ州立大学のメリットスカラーシップのGPAとSAT, ACTとのチャートです。例えば、GPA3.5でSATが1300点の新入生は、返金する必要のないスカラーシップ$15,000を1年間受け取ることができます。それが、GPA3.90でSATが1490点の生徒の場合は、4年間全額無料になります!
また、下記は、イリノイ州のクインシー大学のアカデミックスカラーシップのチャートです。例えば、GPA3.41、SAT1420点以上の生徒の場合、$24,000の返金不要の奨学金が出ます。2021-2022年のCost of Attendance(授業料、
寮費などの合計)が$42,210ですので、$18,210の自己負担となります。さらに、親の収入によっては、政府や大学独自のニードベース奨学金が出ればさらに自己負担額が減ることになります。
上記のようにチャートではっきりと表している大学がありますが、スカラーシップの額やスケールは各大学で異なります。各大学のFinancial AidのページにNet Price Caluculatorという項目があるのでその際に親の収入や生徒の学力を入力してどのくらいの自己負担が発生するのかをあらかじめ調べることができます。
いずれにせよ、生徒のGPA,SAT, ACTの成績が大学費用の自己負担額にも大きく反映します。