レコメンデーションレター(推薦状)の準備はいつから?どんな内容がいいの?

アメリカの大学受験において、Recommendation Letter(推薦状)は、重要です。大学側は、入試に際し、学生たち一人一人に会えない代わりに学生たちからはエッセイで、推薦状からは、第三者からその学生の性格を知ろうとしているのです。

それは、各大学の大学紹介サイトなどを見ればよくわかりますが、私がよく言うのは、要するに、ハリウッド映画の”ヒーロー”のような人物を求めているのです。転んでも、キズついてもあきらめず、前を向いて、逆行を乗り越えていくけれど、心優しい倫理観を持った若者です。

このことが、学業だけでなくホリスティックアドミッション(総合力入試)と言われるゆえんです。

では、どんな人に書いてもらうのがよいでしょうか?

カウンセラー、高校の教師(2,3人)などと大体指定されていることが多いです。

カウンセラーは年に一回のどの授業を選択するかの際に相談にのってくれる人です。ただし、カウンセラーはたくさんの生徒を抱えています(学校によっては500人の生徒に一人のカウンセラーということも)。一説によると、トップクラスの成績の生徒と下の方の成績の生徒しか覚える余裕がないとも言われています。相談をすればするほど、成績やとっている教科を見てもらえ、印象に残ります。新入生の時から、密にコミュニケーションをとりたいものです。

教師の場合は、ずいぶん前の教師より、Juniorの時の教師がいいと言われています。なるべく、自分のメジャーに関連した教師がよいでしょう。

推薦状はJuniorの教師から

もらうのが基本

かならずお礼するのを忘れずに!

では、お願いする時期は?前から準備をすることをお勧めします。できれば、Juinorの春ごろ、口頭やEmailでお願いする予定だということを伝えましょう。Juiniorが終わるころには、授業の思い出と授業のお礼を送って印象をづけておくこと。そして、Seniorの夏休みには、本格的にお願いします。そして、お礼のGift Certificateを添えるのもアメリカでは常識です。アメリカ人のお子さんは、Certificateに、先生が好きなスイーツ、お花を添えてなど志向をこらして感謝を伝えていました。もちろん、大学に合格した際は、その報告も忘れずに。

書かれる内容は、授業中の発言の思い出や、授業の最初の期間は成績が振るわなかったが、学年末ではとても成長した。などと書かれることが多いそうですが、こんなことを書いてほしいとさりげなく伝える学生もいます。

その他の人として、クラブのコーチ、バイト先の上司、ボランティア活動の大人のリーダーなど、自分をよく知っている人に頼むのがよいです。夏休みに手伝った(大学などの)研究室の人や教授、インターン先の人からなどもらう学生もいます。

前々からの準備は大切です。