個性的な学生にリベラルアーツ大学は合っている

まず、大前提として、アメリカには様々な種類の大学があります。たとえば、UCLAなど大学が何校か集まって一つの大学の形式をとる総合大学、Williams, Swarthmore Collegeなど全校生3000人以下の小規模のリベラルアーツ大学、El Camino Collegeなど2年生のコミュニティカレッジなどがあります。

今回は、リベラルアーツ大学の内容とこんな子に合っているという話を少し。

リベラルアーツ大学の特徴は、なんといっても全校生徒合わせて3000人以下の、小規模で、教授との距離が近い。大学院を持たず、日本でいうところの一般教養を4年間かけて学ぶ。

授業を受ける生徒も先生一人に対し、生徒三人のクラスなどもあり、しっかり勉強したい生徒も満足だ。総合大学にありがちなChem 101 的な内容わからなそうなお堅いクラスではなく、Alice in Translate(アリスの国を各国語で翻訳し、原文がどう変化して翻訳されるかを研究する授業、Williams大)や、ジェンダー論(Wellsley大)、Introduction Astrophysics(宇宙物理学、Wesleyan大)、映画論(Wellsley大)など今の学生が興味を引きそうなクラスも多い。また、点数のつけ方も、フレッシュマンイヤーの初めてのセメスターは、A、B、C評価ではなくて、Pass/Fail評価にしてくれる大学もある。

また、学校も就職や先輩への紹介などよく面倒を見てくれるのが特徴。中には、入試のエッセイの内容から、入学前からその子の興味のある分野の卒業生を紹介してくれる学校もある。キャリアサポートも充実しており、1年生から、先生がインターンシップ先を紹介してくれることもある。

都会ではなく、地方にあるのも特徴で、全寮制の大学が多く、閉ざされた環境ながら、近隣の大学と提携をして、授業を受けられるようにバスを出してくれるなど至れり尽くせり面倒を見てくれる。

また、卒業生の60%~70%が他校の大学院に進学するリベラルアーツ大もあるという。

学生の特長は、バリバリの理系なのにジャグリングをして皆を楽しませることができたり、文学をこよなく愛する人なのに、武術が得意など意外性のある生徒が多い。実際の生徒が言っていたのだが、”高校などでは、ちょっと変わっている人というくくりで遠巻きにされていた自分が、クラスの中心になれるところ(学校)”という言葉が印象的だった。

常にアウェーな自分でもクラスの中心になれるホーム(学校)

また、全体の人数が少ないので、クラブの部長になれる確率も高く、学生時代に自信をつけることが容易になる。

生徒の90%以上が学内の寮にいて、カフェテリアで食事をとるので、生徒もみな顔見知り、学校全体としての一体感があるので、安心感を感じることができるという。まさにホームだ。

人数が少ないながらも有名校は資金が潤沢のため、留学生でも奨学金が下りたり、新しいクラブへの資金をポンっと出してくれたりする学校もある。

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